ウサギのコラム PR

ウサギの気持ち!ウサギの性格を知る

ウサギの仕草と気持ち
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うさぎと仲良く暮らす秘密は「ウサギの気持ち」を知ること!
ウサギは人間と同じようにそれぞれ個性があり、性格が違います。

大人しい性格のウサギもいれば、気が強いウサギもいます。
そんな個性あふれるウサギと仲良く暮らす為に、ここではウサギのしぐさや行動で分かるウサギにの気持ちをご紹介します。

ウサギの仕草と気持ち!仲良くする為の知識

ウサギは通常、おとなしくて鳴き声もあまり出しませんが、良く観察するとウサギも感情や気持ちしぐさ(仕草)や行動で表したりしています。

ウサギのしぐさ(仕草)や行動がどういう意味をもっているのか知る事で、よりウサギと仲良く過ごせるようになります。ウサギの個体差もありますが、基本的なしぐさ(仕草)や行動は同じなので把握しておきましょう。

短い尻尾をフリフリと振る:嬉しい時

ウサギが犬の様に尻尾を振る仕草は、犬と同じで機嫌が良い時、または嬉しい時の仕草です。

また、同じように機嫌が良い時、嬉しい時には尻尾振りの他にピョンピョンとジャンプをする時もあります。その他にも、嬉しくて体をねじるという仕草をすることもあります。

足をダンダンと床を踏み鳴らす:興奮している時

ウサギが後ろ足を使って、床等に打ち付けます。この行動は「スタンピング」と呼ばれ、興奮した時に行います。

また、野生のウサギの場合は仲間に危険を伝える時に踏み鳴らします。

ペットのウサギの場合には、何か「不満」があったり、「威嚇」をしている時に踏み鳴らします。基本的に興奮状態の時にスタンピングします。

鼻でクンクンとして来る:甘えたい時

飼い主に慣れているウサギは、「遊びたい時」「かまって欲しい時」に、この仕草をします。甘えてくる状態なので分りやすい仕草ですね。こんな時は撫でてあげたり、一緒に遊んであげましょう。

また、鼻でクンクンする以外に、ペロッと舐めてくることもあります。

伸びをしたり寝っころがる:リラックスしている時

人間が伸びをするような仕草や、お腹を床につけ横になっているのは、ウサギがリラックスしている状態です。

また、リラックスしているのであくび等をする事もあります。とても居心地が良い状態です。

立ち上がって、耳を立てる:警戒している時

ウサギが何かを警戒していたり、何か気になる音を聞いたりした時にする仕草です。

音の方向を確かめる為に、周りを見渡すようにキョロキョロしたり、耳を傾けたりしています。

少し、不安な状態であると言えます。危険がなければいつも通りに戻ります。

主張が目立つお年頃!ウサギの思春期

ウサギの主張
ウサギを飼い始めて最初と様子が変り、性格が乱暴になったりやたらとかじったりする時があります。これは生後3~4ヶ月位のウサギに多くみられ、「ウサギの思春期」の時期になります。

ウサギが思春期になると、縄張り意識が強くなり抱っこやブラッシングを嫌がるようになり、ケージの金網をかじったり、スプレー行動(尿を飛ばす行為)をしたりします。

飼い主にとっては迷惑な行動が多いのですが、ウサギにしてみれば体が大人の体に変化する時期で、いろいろとイライラするような時期なのかもしれません。

この時期は出来るだけウサギのストレスを解消してあげた方が良いでしょう。しかし困った行動に対してはきちんとした態度で接した方が良いです。

ここできちんとした対処をしないと、ウサギの困った行動がエスカレートしてしまいます。

主な思春期の行動

  • ケージから出たがる
  • スプレーをする
  • 人に触れられたくない
  • 噛むようになった
  • マウンティングすようになった

ウサギがケージから出たがる!その原因と対策法とは?

ケージから出たがる
普段からウサギを室内で沢山遊ばせていると、その環境に慣れウサギが自分で遊んでいる部屋が自分の縄張りだと勘違いしてしまいます。

そのため狭いケージに追いやられると不満に思い、ケージの金網をかじったり、中で暴れたり、スタンピングしたりするようになります。そうなら無いようにするには、ウサギの縄張りはケージ内だけだという認識をさせないといけません。

普段から室内で遊ばせる時間を決め1~2時間程度でケージに戻すようにします。最初は抵抗し遊びたがるかもしれませんが、心を鬼にしてケージに戻しましょう。

その他には遊べるスペースをある程度区切るようにすると良いでしょう。いつも遊ぶ場所を同じ所に設定すれば、ウサギもこれ以上縄張りを広めるという意識がなくなります。

ウサギがおしっこを飛ばす(スプレー行動)のはなぜ?その原因と対策法

スプレーをする
ウサギがやたらと尿を引っ掛けたり、フンをいろんな所でするのは、思春期の縄張りを広げようとする意識から来る行動です。

これもやはり普段の室内運動の時間とスペースを区切る事で少し和らぎます。しかしスプレー行動は本能なのでなかなか治まらない事が多いようです。

ウサギに縄張りはケージ内だけだという意識をやはりさせないといけないようです。

ケージの外で尿やフンをしたら直ぐに処理し消臭しておきましょう。消臭しないと自分のにおいがあるとそこがウサギ自身の縄張りだと判断してしまいます。

ウサギが触らせてくれない!その原因と対策法とは?

人に触れられたくない
思春期のウサギは縄張り意識が強くなっているため、自分の縄張り(ケージ)に侵入者が入るとそれを遠ざけようとします。

なのでウサギの縄張りで触ろうとしても触らせてもらえません。これでは体の手入れのブラッシング(グルーミング)が出来ないので問題です。

こういう時はしばらくウサギの興奮が治まるまで待ちます。そしてブラッシング(グルーミング)はウサギの縄張りではない場所でするようにします。

またいつもブラッシング(グルーミング)用の格好を覚えさせたり、グルーミング用の低い台を用意すると大丈夫な事が多いようです。

それでもダメな場合は、「やる事はやらないといけない」とウサギに覚えてもらう事になります。いくら嫌がってもブラッシング(グルーミング)はするようにすると、ウサギの習慣になるようにすると良いでしょう。

ウサギが噛むようになった!その原因と対策法とは?

噛むようになった
ウサギは基本的に臆病な動物です。なので、興奮した時や驚いた時には反射的に身を守ろうとし噛む事があるようです。

それ以外で思春期になるとやはり縄張り意識が強くなり、自分の縄張りに侵入して来た人に噛み付く事があります。

特に室内で自由に遊ばせている時に多いようですが、それは室内の遊び場を自分の縄張りだと思っているからです。室内で遊ばせる時は時間とスペースを区切ると良いでしょう。

噛み癖を治すには

噛んで来たら「ダメ!」ときっちり教えましょう。叱る時は、大きな声で叱らず落ち着いた声で叱りましょう。また感情的に叩いたり殴るのは絶対に良くありません。

叱る時は態度で示すようにしましょう。叱る時に「名前」で叱るのは「名前=叱られる」と覚えてしまうので名前で叱るのは避けましょう。

噛み癖が付くとなかなか治らない事も多いので、最初にかまれた時から「ダメ!」と叱るようにしましょう。

クセ?思春期?ウサギがマウンティングするようになったら?

マウンティングするようになった
思春期に入ったウサギのオスに良く見られる行動でマウンティングがあります。

これは人の足などにしがみ付き交尾をする仕草で腰をフリフリ動かす行動です。

たまにするメスウサギもいるようです。マウンティングは性行動や縄張り行動(ランク付け)としてよくするようですが、クセで退屈な時にもするようです。

マウンティングがクセにならないよう、マウンティングしてきたら無視するようにしましょう。

足にしがみ付いてマウンティングを始めたら、直ぐに足をどけて無視します。こうする事でウサギも無視されて面白くないから辞めるようになります。

またボールなどぬいぐるみ、かじり木などおもちゃを与え気を紛らわせると治まる事もあります。

ウサギの習性と行動を理解しないと事故になる可能性がある!

困ったウサギの行動を理解する必要性
ウサギの気持ちを知らないままでいると危険ですよ!

初めてウサギを飼うとき、ウサギの習性や行動を理解していないと、思ってもいない事故につながる可能性があります。

ここからウサギとの事故になった二つのケースについてご紹介します。

ケース1:急に暴れるウサギ

以前、知人宅でウサギを飼い始めたという話を聞いて、「これから楽しいウサギさんとの生活がはじまるんだね。」って思っていました。

その後、特に問題も無く過ごしていたようですが、しばらく経ち「ウサギさんの調子はどう?」と聞いたところ、そのうさぎさんは既に亡くなってしまっていました。

余りにも突然でびっくりしました。

飼い始めてから約半年くらいでしょうか。

寿命でもなく病気でもなかったウサギさんが突然亡くなってしまっていました。

理由を聞いてみたところ、ウサギさんを抱っこするといつも暴れて逃げていたそうです。

そんな事、大したことないように思えたのですが・・・。

それは、「ある時、抱っこしても大人しく暴れないウサギさんがいました。」だから、そのまま抱っこをしていたそうです。

でも…。

大人しかったウサギさんが急に暴れ出して抱っこしている腕から飛び出してしまったのです。

飛び出したウサギさんは運悪く頭を強く地面に打ち付けてしまい、そのまま亡くなってしまったそうです。

「なぜ、うさぎは暴れて飛び出してしまったのか?」
「なぜ、自分はもっとしっかり抱っこしていなかったのか?」
「なぜ、こんな事故になってしまったのか?」

これは、単なる事故でしたが、飼い主にとっては忘れられないトラウマとなったようです。

ケース2:なぜか怒っているウサギ

同じく聞いた話ですが、同じようにウサギさんを飼い始めた方がいました。

ウサギを飼うのが初めての方で、夜中にウサギがなぜか後ろ足を「ダン!ダン!」と地面に打ち付けていたそうです。

「どうしたの?○○ちゃん!」

となだめようと手を伸ばした所、指を噛まれてしまったそうです。

「大人しそうなウサギが人を噛むとは思っていなかった!」

と、その飼い主は言っていました。

それだけであれば良かったのですが、指を噛まれて驚いた飼い主はとっさに腕を振り払いました。

その腕がたまたまウサギさんに当たり、その勢いでウサギは1メートル位飛ばされてしまいました。

結果的には、軽い怪我をウサギにさせてしまったのと、飼い主も腕を噛まれて少し流血をしてしまったという事です。

二つの話の共通点

この二つの話に共通する事は、どちらも事故であって誰が特に悪い訳ではないということです。

でも、理由を上げるとするならば、飼い主とウサギの間に信頼関係が無かったのが事故の原因です。

ウサギがなぜそのような行動をするのかを飼い主が理解していれば防げたのかもしれません。

また、ウサギが飼い主を信頼していればこんな事にはならなかったのかもしれません。

このような事が起きないようにする為には、飼い主はもっとウサギの事を理解してあげる必要があったのです。

また、飼い主が理解してあげることでウサギもそれを感じ取り、飼い主を信頼するという絆が出来上がるのです。

ウサギさんとの信頼関係が出来上がると

あなたはなぜウサギを飼い始めたのですか?

「かわいいから?」「癒されたいから?」「寂しいから?」「動物が好きだから?」

そうであれば先ずは、ウサギの事「性格」「習性」「個性」を理解する必要がります。

そうすことで事故が起こってしまう危険性が減り、楽しく一緒に過ごせるようになります。

ウサギさんに出来るだけ長生きしてもらうためにも、良い食事、良い環境、良い飼い主でいてもらう必要がるのです。

「一緒にお散歩(うさんぽ)をしたり」
「一緒に部屋で遊んだり」
「可愛いしぐさで癒してくれたり」
「近寄ってきてなついでくれたり」
「食べ物が欲しいから甘えてきたりと」

ウサギさんとの生活は楽しい事でいっぱいです。

その為には飼い主であるあなたがウサギを理解してあげるという努力が必要です。

努力と言ってもそれほど難しい事ではありません。

ウサギの事を理解しようとする気持ちと理解するための行動があれば問題ありません。

うさぎの寿命とあなたの寿命

ウサギの寿命は種類にもよりますが、約5年~10年と言われています。

中には10年以上生きるウサギもいます。

寿命と言うと、自分ではどうしようもない運命のようなイメージを持つ方もいると思いますが、実は、生活環境や食べている物等の周りの環境で寿命は変わってきます。

つまり、ストレスも無く健康に良い食事をしているなら寿命は延びるという事にもなります。

それ以外にもいろいろな要因はあります。適度な運動、ストレスがあっても解消できる環境、衛生的な環境などいろいろとあります。

うさぎがあなたにとって「友達」「家族」「癒し」の存在であるならば、ウサギが健康的に長生きしてくれる方が良いはずです。

あなたのそばにいる事で、ウサギが長生きする事とあなたが癒される事はお互いの寿命にもかかわるかもしれません。

ウサギが健康的に長生きするためにも、あなたが癒され楽しく暮らすためにも、ウサギを理解し長く一緒に暮らせるように努力して下さい。