「ウサギを繁殖させたい!」
「ウサギのお見合い方法は?」
「ウサギの出産では何に気を付ければよい?」
「子ウサギはどのように飼育すれば良いの?」
など、ウサギの出産や子育てに関することをご紹介します。
もくじ
多い時は十匹生まれる!?繁殖の前に考えるべき事
ウサギを飼育している方で、自分の飼っているウサギの子供が欲しいという人は少なくないと思います。もちろんカワイイ自分のウサギの子供なので、きっとカワイイウサギが生まれる事でしょう。
しかしウサギの繁殖前に考えなければいけない事があります。
生まれてきた子ウサギを飼う事が出来るか?
ウサギは一回の出産で1匹~数匹多い時は十匹にもなります。それらの子ウサギの面倒を見る事が出来るのか?
里子に出す場合は貰い手がいるだろうという予想では、出せなかった時の子ウサギをどうするか?
また子ウサギを全部飼う場合でも、飼育スペースがあるか?
成長したウサギは、オス同士は喧嘩の可能性が高く、メス同士も喧嘩する事もあります。
オスメスだと兄弟姉妹でも繁殖するのでウサギを別々に飼育しなくてはなりません。兄弟姉妹で繁殖した場合、奇形が生まれる可能性も高くなります。
繁殖する事が出来るウサギ
ウサギの子供が欲しくても健康面や年齢面などによっては繁殖させる事が出来ない場合があります。
若すぎるウサギや歳をとったウサギはもちろん、病気がちなウサギも繁殖する事は避けた方がよういでしょう。
ウサギは生後3~5ヶ月程で生殖能力が備わりますが、まだ体が未熟な事もあるので繁殖するなら生後6ヶ月を過ぎたウサギが良いでしょう。また初産なら生後1年以内が良いとされています。
1歳を過ぎたウサギで子ウサギを産んだ事が無いメスは繁殖させない方が良いでしょう。
それ以外であれば5歳まで繁殖が可能とされています。しかしそれぞれのウサギの体調などにもよるので健康な個体だけにしましょう。
春と秋は繁殖季節!?ウサギのお見合い大作戦!
ウサギの繁殖に適した季節は春と秋です。春と秋が過ごしやすい季節なので、この時に出産できるように調節しましょう。ウサギの妊娠期間は約一ヶ月(30日)位になります。
ウサギのお見合い方法は、最初にお互いの存在を知ってもらうためそれぞれのケージに居てもらい、ケージを近づけて置いて様子を見ます。
これを一日から数日行い様子を見た後、お互いが警戒心が少なくり、相性が良さそうなら一緒に過ごさせてみます。
相性やウサギの性格にもよりますが、直ぐに交尾をするカップルもいれば時間がかかるウサギもいます。
ウサギの交尾はすばやく、数秒~数十秒で終わります。オスがメスの背中に乗って交尾をします。交尾が終了するとオスはその場に座ったり横になったりします。オスによっては鳴き声をあげるオスもいます。
この交尾が数回行われます。確実に成功させるためにも数回するのを確認した方が良いでしょう。
そして交尾が終了したらオスとメスをまた別々にします。メスの妊娠や出産にはオスが居ては邪魔になってしまうので、その日に別々にすると良いでしょう。こうする事で出産予定日も計算しやすくなります。
ウサギの出産準備!飼い主ができる事
ウサギが妊娠した後は基本的に飼い主がする事はほとんどありません。
いつもより食事や水分の補給の時に出来るだけウサギに負担がかからないようにすばやく行います。また妊娠中のウサギには栄養タップリのペレットを与えましょう。
妊娠中のウサギはソワソワしたり少し落ち着きがなくなりますが、正常なので静かに見守ります。
ウサギの妊娠期間は約一ヶ月なので出産予定日を予想しておきましょう。そして出産予定日の一週間位前に「産室(ネストハウス)」をケージに設置します。
後は産室の床材になる牧草や干草を入れてあげれば、ウサギが自分で床材を敷き、自分の毛を抜き上に敷き巣作りし始めます。
ウサギの出産
ウサギの出産は朝方に行われる事が多く、気がついたら子供が生まれていたって事もあるようです。妊娠中もですが、出産後も母ウサギは神経質になっています。この頃も出来るだけ構わず静かに見守るのが良いでしょう。
赤ちゃんウサギは出来れば触らない方が良いとされています。それは、赤ちゃんウサギに人間の匂いが付くと、子育てをしなくなる(育児放棄)ウサギもいるので出来れば触らない方が良いという事です。
出産直後も特に飼い主がする事は無いので心配せずに見守ります。
ウサギの子育て!飼い主がやるべき事
ウサギの育児中も飼い主がする事はほとんどありません。ウサギの子育ては母ウサギに任せます。
ウサギの育児は基本的に母ウサギが一日数回の授乳をします。授乳時間は短く数分~十数分程度で終わります。
この時期の掃除は出来るだけすばやく静かに行います。産室は触らない方が良いでしょう。それでも最初の一週間位は掃除はしないで見守った方が良いでしょう。
ウサギの授乳時期
赤ちゃんウサギは生後3週間位まで母ウサギの母乳で成長します。その後は少しずつ固形のものを食べるようになります。子ウサギ用のエサを与えるようにしましょう。
ウサギの離乳時期
ウサギの離乳は生後約6週間後でこの頃から母ウサギと同じ物を食べるようになります。子ウサギ良い栄養分のペレットなどを与えるようにしましょう。
親離れ
子ウサギが生後2ヶ月になったら親から離す時期になります。子ウサギの数だけケージを用意し独立させます。この頃になると子ウサギは普通にペレットや牧草を食べるので沢山用意しましょう。